デリヘル遊びでHIVに感染するのか?

性病、特にHIVに感染することを恐れている、あるいは気にかけているデリヘルユーザーは多いでしょう。では、実際その感染率はどのくらいなのか解説していきます。

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デリヘルでHIVのリスクは低い?/デリヘル遊びでHIVに感染するのか?

デリヘルに通う男性の中で、しばしHIV感染に極度の不安を抱く方がいます。元々神経質な性格だったり、体調不良などが重なると「自分はHIVに感染しているのではないか?」という強迫観念に似た恐怖を感じるようになります。

日本は先進国で唯一エイズ発症者数が増え続けており、数年の内に新規感染者が爆発するのではないかともいわれていますが、実際はどうなのでしょうか?

デリヘルは本番こそないものの、生フェラや素股でのハードプレイが日常的に行われていますが、実際HIVに感染する可能性は低いと考えられています。

その理由として挙げられるのが、

・コンドームを介さない粘膜部位の接触でも、感染確率は0.005~0.1%程度であること
・感染率が高く、流血が伴いやすいアナルファックはデリヘルではレアプレイである
・ランクやお店によっても異なりますが、お店を挙げた性病感染対策が講じられている

などが挙げられます。

もちろんデリヘルを利用してHIVに感染することが絶対ないとは言い切れませんし、どんなプレイをどの程度しているのかにもよりますが、過度な心配をする程簡単に感染する病気ではないことをまずは心に留めておきましょう。

HIV感染の事実は広まりにくい/デリヘル遊びでHIVに感染するのか?

実際にHIVに感染したデリヘル嬢、または風俗遊びをした男性が罹患したケースももちろんあるでしょう。HIVという病気は不死の病でなくなりましたが、社会的にも差別要因になっている性病 であることは変わりなく、その感染源やデリヘルにおけるHIV蔓延等の情報は非常に漏れにくいのが現状です。

例え個人が感染しても、「HIVに感染した事実」はなかなか周囲に伝えづらいですよね。なお、一般的に感染率が多い層として挙げられるのが、リスキーなアナルセックスや派手な交友関係があるゲイ男性、または海外で買春をした男性などが考えられます。

なおブログ等で感染を告白している男女もいますが、その多くはNS/NN嬢としてソープで働いていた女性。または感染経路が分からず、感染から10年程度経過し、気づいたときにはいきなりエイズを発症してしまった男女がほとんどです。

デリヘル通いをして感染したケースもあるのかもしれませんが、デリケートな病気がゆえ、それらの感染経路や感染の事実が公になることはないでしょう。

注意すべき重複感染/デリヘル遊びでHIVに感染するのか?

デリヘル利用による感染のリスクは低いとしても、1点覚えておいてほしいことがあります。それが「重複感染」の恐怖です。重複感染とはいわゆる複数の性病に感染している状態のことで、一度ある種の性病に感染すると粘膜部位が弱まり、HIVに感染するリスクが非常に高くなるのです。

梅毒に感染するとHIV罹患率は2倍程度、クラミジアなどに感染するとHIV罹患率が3~4倍程度にまで高まると言われています。特に最近は男女問わず梅毒とHIVの重複感染が非常に増えており、梅毒に感染した場合はHIVに感染している可能性が高く、一方HIVに感染している方は梅毒も漏れなく感染しているケースが多いです。

デリヘルを含む風俗は様々な性病感染についてのリスク層であり、いくらお店が性病感染予防対策をしていたとしても、重複感染、HIV感染を防げるとは限りません。

日本はHIV感染に対する社会的な対策プログラムが整っていません。風俗産業に従事するハイリスク集団に対しては、あくまで個人による予防の徹底を扇動しているくらい。

デリヘル嬢本人、お客そしてその家族やパートナーにリスクを伝播させないためにもコンドームの必着だけでなく、重複感染の啓蒙が今後より望まれています。

抗レトロウイルス薬の予防内服は日本ではまだまだ一般的ではありません。しかしどうしてもHIVノイローゼが抜けない方や、リスクあるプレイ、性的嗜好がある方はHIV治療薬を日常的に内服するオプションを選択するのも予防策になるはずです。